富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2019年6月号 488号

味たい!粋たい!!

 今回紹介するのは、河口湖駅から歩いて10分の場所にある『YAMATOYA CAFE』。
 元は家族経営の割烹料亭だった店舗。外観は和風の雰囲気を残しつつ店内はカフェへと改装。今年4月より新たなスタートを切った。お店を切り盛りするのは渡邉さん母娘。「主人が守ってきた愛着ある建物を何とか活用したい。」と考えたのがリニューアルのきっかけとなった。自分たちが出来る範囲で、と営業時間もランチ&ティータイムに限定。割烹時代の味を気軽に味わえるメニューへ組み込んだほか、スイーツやドリンク類などのカフェメニューも用意してお客様を迎えます。
 看板メニューの鯛茶漬け御膳、大徳寺御膳は割烹料亭を受け継ぐ味。他にも鮪のレアかつ膳、パンプレート、週替わりのランチあり。カフェタイムはタルトやプリンなどと一緒に、オリジナルブレンドのドリップコーヒーをどうぞ。お一人様でも気軽に利用できるほか、小さいお子様でも安心の座敷席もあり、座敷は予約も可能ですのでご家族でお越しの際にはご一報を。
YAMATOYA CAFE

山梨県南都留郡富士河口湖町船津3379-1
℡0555-68-9048
営業時間/11:00〜18:00(LO 17:30)
不定休(当面 火・水曜日定休)   

Soldier

 小学生の時から、親戚でもあるこの養鶏場の手伝いをしていました。工場勤務だった時、先代に声を掛けられたことで正式に入社することになりました。当時は若手が入ってくれたということで、社長が飼育数を一気に四千羽も増やしました。期待してくれていることが伝わり、自然とこちらも身が引き締まる思いでした。工場でのライン工とは違い、生き物を扱う仕事。汚い、きついというイメージがありますが、毎日の変化が新鮮だったこと、鶏たちの環境改善や接客なども楽しく、自分の性格に合っていたなと感じます。
 集卵・選別・梱包・出荷という作業を進めつつ、機械のメンテナンスを行うのが私の担当。その後先代が体調を崩した時に、私から「餌と水の管理を教えてほしい。」とお願いしました。卵の味を決める重要な部分であり、先代が絶対に他人に任せなかった仕事です。田辺の卵を守りたいという一心でしたが、教えてもらった通りにしても卵を産まなくなる鶏が出るなど、一年ぐらいは悩みながら仕事と向き合っていました。
 田辺の卵を全国に。田辺竜太代表とともに、大きな希望を持っています。PRや販路開拓で新たな切り口はないかと検討しておりますが、まずは私達の卵の存在を知ってもらいたい。重要なのは、食べてもらった時に美味しくなければ意味がないという事。田辺の卵を知り、買い続けてもらうためにも、卵の味を守ることが工場長である私の役割と考えます。
田辺養鶏場
工場長
後藤 孝彦

出身 忍野村
年齢 32才
趣味 音楽鑑賞・ゴルフ
こだわり
  最後は味で決まる。田辺の卵を知り、
 買い続けてもらう決め手は味!

田辺養鶏場
山梨県南都留郡忍野村内野1743 ℡0555-84-3429 https://tanabeeggfarm.jimdo.com/

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 市内にあった本店から暖簾分けをしたのが1921年。創業百年を目前に控えているのが、大明見にある『山一支店』だ。本店がその歴史に幕を閉じた後も山一の名前を守り続ける同店。量販店との価格競争や店舗焼失など、長い歴史の中で様々な困難を経験してきた。仮店舗時代はホテルや飲食店の仕入れにより支えられたが、今年5月には待望の新店舗も完成。一般の方も気軽の来店できる環境が整った。
 現在は4代目に当たる店主・宮下靖さんがお店を守る。「お客様のニーズに合わせつつ、自分がおいしいと思うもの」を常に意識するといいます。日本ソムリエ協会のワインアドバイザー資格も持つ宮下さんが以前から注目しているのは、ヴァンナチュールと呼ばれる自然派ワイン。無農薬、天然酵母に酸化防止剤不使用と、昔ながらの製法が再評価されているとか。また日本ワインも評価を高めており人気だ。そのため同店ではワインセラーも完備し、約三千点に及ぶを超えるワインを用意する。日本の家庭料理にあうワインも多いのできっとお気に入りが見つかるはず。
山一支店

山梨県富士吉田市大明見1-6-1
℡0555-22-0969

「暮らしと健康」をテーマに公開講座
身近なテーマで参加者も高い関心 ~富士吉田市 昭和大学~

 富士吉田市民会館で5月25日、『第44回昭和大学健康講座』が開催された。富士吉田市に昭和大学校舎があることが縁で始まったこの講座。医・歯・薬・保健医療学部の4学部からなる医系総合大学の特徴を活かし、その研究を地域に開放し文化向上と保健医療の推進を目標に、春と秋、年2回行われている。
 今回は「未病改善のための食生活とは」(安部聡子准教授)、「「におい」は「分子」で書かれたメッセージ!」(山本雅人准教授)の二講座が実施された。前者では生活習慣病や認知症など近年注目されている病気と食生活を、後者では医療技術の進歩により「におい」から病原菌が特定できるまでに進んだ分析技術をテーマに取り上げた。どれも身近なテーマであり、会場に集まった約70名の受講者は興味深く講義を聞き入っていた。
 昭和大学では、秋にも体操など体を使った健康運動の講座を開催予定。また将来のチーム医療を視野に入れた学生による在宅訪問実習(9月中)も富士吉田市民の協力で行う予定。ご協力頂ける方は下記大学まで。
写真:多くの方が参加した公開講座
昭和大学 富士吉田校舎
山梨県富士吉田市上吉田4562 ℡0555-22-4403


子供たちに伝統芸能を!学校で狂言鑑賞
小学5,6年生が日本の伝統芸能に触れる ~富士河口湖町 船津小~

 船津小学校で先月13日、『子供のための能・狂言』の鑑賞会が開催された。日本の伝統芸能の素晴らしさを子供たちに
伝えたい。そんな思いから始まったこの鑑賞会も11回目を数える。教科書に狂言が掲載される学年に合わせ、毎年5・6年生が参加している。事前に狂言についての簡単な説明を受けた後は、本物の能楽師による狂言「柿山伏」を鑑賞。昔の言葉で交わされる山伏と柿の木の持ち主とのやりとりを、児童たちは笑いも交えながら楽しんだ。鑑賞後には恒例となった能楽師たちとの交流会も実施。山伏役の山本徳則重さんが講師となり、能・狂言特有の姿勢や立ち方、歩き方、笑いなどを一緒に体験した。
 この鑑賞会の前日には、同じ富士河口湖町内の常在寺で『第21回河口湖ろうそく能』も開催された。今年の演目は仕舞「隅田川」、狂言「右近左近」能『百萬』。上演に先立ち、能や狂言を楽しむための様々なレクチャーが行われたほか、今年は表千家不白流の呈茶も開催され、会場を訪れた観覧客は様々な形で日本の伝統文化を楽しんだ。 
写真:狂言の鑑賞後は、能楽師による体験会も実施

富士山絵画展『富士山の三宝』今月開催

 今月16日から7月7日の期間、富士吉田市内にある大津蔵で『富士山絵画展 富士山の三宝』が開催される。この展示会を主宰するのは市内にある大津屋酒店を経営する桑原忠則さん。桑原さんは、これまでも大津蔵を舞台に様々なイベントを実施してきた。今回は自身が長年にわたり描き続けてきた富士山の油絵を多数展示する。
「富士吉田の良さや美しさを表現するのに富士山の存在は欠かせない。」と桑原さん。地元の良さを自らの視点で語りたい、と絵画展について意欲を見せる。期間中は事前に電話による予約が必要で、対応時間は10:00~17:00まで。場所などの詳細やご予約は ℡0555-22-0887 大津屋酒店まで。
写真:富士山のモニュメントも作成

写真コーナー


河口湖南中
女子バスケットボール部
 
  「県BEST8」を目標に一丸となって活動中です。「今できることの徹底。」を大切にし、全員で挨拶や練習態度などに取り組んでいます。私たちのバスケは、運動量、激しさ、声で相手に勝ること。県総体に向けて練習を頑張ります。




富士芝桜まつり 
 首都圏最大規模を誇る本栖湖の『富士芝桜まつり』が、4~5月の2ヶ月間にわたり開催された。富士山を背景に約80万株の芝桜が咲き誇るこのイベントには、多くの来場者が訪れた。期間中は富士山周辺の名物をあつめた飲食ブースも出店し会場を盛り上げた。

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