富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2019年8月号 490号

味たい!粋たい!!

 町内では唯一となるギャラリー&カフェが今年6月、西桂町に登場した 紹介する『スプリングカフェ』は、町おこし協力隊として活躍した寺田哲史さんが経営を行っています。協力隊として西桂に移住して3年。ここで生まれた縁を活かしたい、そして人が町に来るきっかけとなる場所をと考えた結論がカフェだったとか。空き家を再生したお店は、カウンターを含めても10席程度。代わりに広いギャラリースペースを設けているのが特徴だ。ここで写真家でもある寺田さんの作品のほか、知人作家の企画展なども開催していく予定。アート文化がここから湧き出て欲しいという願いも込めて、店名に「スプリング(湧き水)」を付けたとか。
 同店は時間でスタイルが変わる。昼は薬膳スープをベースに独自配合のスパイスを効かせたカレーを提供。トッピング用のカレーも用意し、あいがけカレーとしても楽しめます。ティータイムはドリンクのみのカフェ、夜はクラフトビールやハイボールなどを提供するバーになる。静かな雰囲気でお酒と会話を楽しみたい方に最適です。
Gallery & Cafe Spring Gallery

山梨県西桂町小沼2242-2 
℡080-3694-1199  営業日:金・土・日
営業時間/(昼)11:00〜13:00 (カフェ)13:00~16:00
 (夜)18:00~23:00 日曜は22:00迄    

Soldier

 作った織物を大阪で取引する関係で、私達一家は大阪に住んでいました。私がいざ就職という当時はバブル景気の真っ最中。同級生が次々と大手企業に就職を決めていましたが、それが違和感になっていました。もともとデザインが好きでしたし父の家業である織物業にも魅力を感じたため、大阪から山梨に来ることになりました。
 私達が手掛ける生地は、舞台衣装用の見栄えがするデザインが多いです。でも特定の誰かのためという意識ではなく、常にその時の全力で新たなデザインに取り組んでいます。私の転機は、こうして作った生地の一つが忌野清志郎さん最後のライブでのステージ衣装に使用されたこと。偶然ではあるのですが、多くの方に宮下織物の存在を知ってもらえたことが、新たな幸運につながりました。首相夫人を含む各国ファーストレディ達の前で織物の話をさせて頂いたり、大臣からドレス生地の注文を頂いたり。見えない所で多くの方が私達を紹介して下さっている、そう思わずにはいられません。
 現在は海外の大手ブランドへのPRを積極的に進めています。品質の高さが私たちの強味。その品質を認めてもらうことへの挑戦は常に続けていく必要があります。実際に採用された生地も出てきており、私達の織物は間違いなく世界で通用するという感触を感じつつあります。8月11日に、パリ・オペラ座のダンサーが県民文化ホールで公演。この衣装にも吉田の織物が使用されます。ご注目を。
宮下織物株式会社
デザイナー
宮下 珠樹

出身 大阪府
趣味 バドミントン
こだわり
 こだわらないこと。自然の流れにまかせる方が、より力を発揮できる。

宮下織物株式会社
富士吉田市新屋1515-1 ℡0555-22-8870

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 夏の山中湖を代表するソフトクリーム・ジェラート店『ジョイ・パティオ』。店舗の建て替えはあれど、約50年にわたり同地で営業を続ける。ソフトクリームをメインにレストランも併設という形での営業スタート。柔らかい口当たりや口どけ感など、本格的なソフトクリームは地域でも先駆的だった。当時ではこれが非常に珍しく地元の方はもちろん、合宿も含めた観光客にも人気となった。後にイタリアンジェラートもメニューに加わるが、どちらも味や口当たりを吟味しながら製造する同店オリジナルの商品。バニラやモカなど開店当時からの定番もあるが、メニューは流行にも合わせる。ここ数年はカマンベールが特に人気で、今年はタピオカドリンクも用意しているとのこと。「学生時代、合宿の最後に食べるこのアイスが楽しみだった。」という社会人観光客が多いのも同店ならでは。
 同店は今年よりメニューを更新し、営業しています。レストランも8月からスタートします。一緒に働くスタッフも大募集中とのこと。詳細などのお問い合わせは左記までお気軽に。
JOY PATIO

山梨県南都留郡山中湖村平野111
℡0555-65-7754

子供向けスポーツ教室『乗馬教室』開催
6月に富士吉田市で設立総会開催。さらなる会員獲得を目指す

 昭和大学富士吉田校舎で7月27日、地元の小・中学生を対象とした乗馬教室が開催された。今回で第10回を数えるスポーツ教室。特に乗馬教室は、馬の魅力を知ってもらういい機会として馬術部の学生の協力により実施されている。昭和大学は全国の大学でも珍しい馬術部がある大学。富士吉田キャンパス内の厩舎にはサラブレット6頭に木曽馬やポニーも飼育されている。
 台風が心配されたが、多くの参加が集まったこの日。初めに4グループに分かれ、馬の乗り降りについての簡単なレクチャーを実施。その後、ローテーションで乗馬、厩舎見学、餌やり体験を行った。乗馬体験では交代で馬に乗り、広い馬場を周回。今回は3頭の馬が用意されたこともあり、参加者たちはそれぞれの馬で存分に馬上からの景色を楽しんでいた。
 富士吉田校舎の馬場では、馬術部所属の25名の学生が平日放課後や土日を利用して練習を行っている。「試合も行われますので、気軽に見学を。」と馬術部の広川英峻コーチ。今後もこのような乗馬教室を企画していくとのこと。
写真:乗馬体験の様子
昭和大学富士吉田校舎
富士吉田市上吉田4562  課外活動支援室:℡0555-23-0999


事業所で認知症サポーター養成講座
クロダ㈱の従業員を対象に開催 ~富士吉田市キャラバン・メイト連絡会~

 富士吉田市で昨年末に発足した富士吉田キャラバン・メイト連絡会が認知症サポータ―養成講座を開催した。これまで行政主体で行っていた養成講座を、今後は様々な職種が集う同連絡会が行うことで「認知症サポータの重要性がより伝わるのでは。」と行政も期待を込める。
 会場となったのは、資源回収事業を営むクロダ株式会社(黒田光秀代表)。7月6日に全従業員を対象に行われたこの講座は、民間事業所を対象としたものとしては連絡会発足後第一号に当たる。協力したクロダ㈱も、高齢化社会を念頭に「資源回収で地域を回る業務だけに、認知症を知ることで社員が住民のサポートに協力できるはず。」とその期待を語る。ちなみにクロダ㈱は早くから高齢者雇用も積極的に進めており、高齢者が住みやすい環境作りを社会奉仕と位置づけている。認知症は誰もがなる可能性のある。キャラバン・メイト連絡会は今後も各事業所や団体等で、サポーター養成講座を開催していく方針だ。
写真:講師を務めるキャラバンメイトのメンバーと受講する社員
富士吉田キャラバン・メイト連絡会
事務局:市地域包括支援センター内  ℡0555-22-1111(内線446)

夏休みを利用して手作り体験開催

 ふじさんワークショップ協会が主催する手作り体験イベント『夏休みクラフト教室』が今年も富士吉田・富士河口湖など3会場で開催された。毎年、地元小・中学校が夏休みに入る時期に行われるこのイベント。買えば何でも手に入る時代だからこそ「モノを作る楽しさ、大切さを知って欲しい。」という願いも込めて実施されている。
 台風が接近する7/27の富士河口湖会場では急きょ屋外から近くの公民館に会場を変更しての開催。悪天候が心配されたが、時間になると多くの小学生が来場に姿を見せ、ブースごとに用意された笛作りや皮細工、アクセサリー作りなどを体験した。このクラフト教室は冬休みも開催予定とのこと。
写真:様々な体験を楽しむ来場者

写真コーナー


勝山中学校 卓球部 
 私たち勝山中卓球部は、男子21名のメンバーで先輩・後輩ともに仲が良く、日々の練習に励んでいます。県総体に向け、一人ひとりが技術の向上と爽やかな挨拶とマナーを心がけ、チーム勝山として頑張っています。




昭和大学スポーツ教室『乗馬教室』 
 7月27日に開催された昭和大学の『乗馬教室』では、乗馬以外の様々な体験も実施。学生さんの案内で馬が飼育される厩舎を見学。餌やり体験で大きなお馬さんにニンジンをあげるのは少し緊張?の様子。

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