明治中期、粋な花柄の着流しがトレードマークだった初代にちなんで付いた屋号が『はなや』。冨士講信者の白装束に合わせて白いうどん、いわゆる湯盛りが考案されたとか。余計なものは入れるなという代々の教えを守り、今も麺に乗るのはかつお節と青菜のみ。シンプルなうどんゆえに、厳選した小麦粉、九州産のかつお節、四国産の醤油と、素材には最大限の気を使う。「良いうどんを作り、お客さんに喜ばれる味でお返しすれば、みんなが支えてくれる。」とは四代目大沢達雄さんの言葉だ。厨房では現在、六代目に当たる若主人が味の継承に入っている。
は な や
住所:山梨県富士吉田市上吉田6-9-1 電話:0555-22-2507(水曜定休日)
営業時間:10:30〜15:30(売切次第終了)

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