古民家で味わうダシの魅力　〜富士河口湖町勝山　手打ちうどん純太〜

うどん1杯500円〜。吉田うどんに慣れた地元の方にとって、少々割高に思える金額だ。玄関を入るとすぐに飛んでくる「お時間かかりますけど。」の声にも少々戸惑う。それでも店内ではゆっくりとうどんを待つご家族連れ。運ばれたうどんの汁をひと口すすり、その深味のあるダシの味をみれば、これらの事象にも思わず納得させられる。 　オープンから約１年。地元では異例尽くしに見える同店のうどんだが、これらは全て修行先の方針を守っているから。ダシや醤油は本場・讃岐から取り寄せる無添加。うどんはお客様が来店してから生地を延ばす。「一番美味しいところを。」というのがその思いであり、料金も品質を選んだ結果だ。お店を守るのは10年の公務員経験を持つ渡辺純さん。周りの後押しで踏み出した新天地は「こっちの方が向いている。」という手応えを持てるようになっているとか。昨年夏より予約により夜にも対応するなど、新しい挑戦にも取り組んでいる。「まずは気軽に寄って、そしてゆっくり味わって。」とのこと。おすすめは「湯だめたま」＋「だしごはん」。うどんを食べた後にごはんを混ぜるべし。

手打ちうどん　純太 富士河口湖町勝山825（道の駅かつやまそば） �пF0555-72-8969　定休：水曜日　昼/11：26〜14：26　夜（金土日のみ 要予約）

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