まつや茶房

 本町通り沿いにある『まつや茶房』は、入ったとたん昭和初期にタイムトリップしたかのような感覚を覚える不思議な喫茶店です。かっては履物屋だったこの店舗。空店舗となっていたこのお店を借りて切り盛りするのは遠山靖子さん。この地域で高まっている地域活性化の動きの中で、空店舗の利用を兼ねて始めたのだと言います。
 もともと置いてあった家具などをそのまま利用し、遠山さんが実家から持ち込んだレコード再生機などを並べた店内はお店というよりは、普通の家庭のお座敷のよう。テーブル席もあるのですが、常連さんは奥のちゃぶ台を囲んでまったりすることが多いようですね。この店の良さを尋ねてみると、「古い雰囲気とごちゃごちゃしたところ!」という答えが返ってきます。ギャラリーを兼ねた店内には、古民具をはじめ駄菓子、陶器などが数多く並んでいます。勝山在住の磊造さんなど地元作家の作品も多く並んでいます。遠山さん自身も季節ごとにショーウィンドの内容をアレンジしているとのこと。通った際にはながめてみてはいかがでしょうか?今後も建物の古さを活かし、なつかしいという感覚を発掘していくのが目標と言う遠山さん。近くに来た時にはぜひお立ち寄りを!
 ちなみにメニューの方はコーヒーがブレンド3種にストレート6種。他にココアやカフェオレ、ジュースがあります。軽食のチリスープセット(トースト・お茶付き)や2種類のチーズを食パンではさみ、バターで焼いたグリルドチーズは小腹が空いた時には最適ですね。
 地域の活性化をと頑張る遠山さんの挑戦に今後も期待したいですね。
まつや茶房

富士吉田市下吉田294−3
рQ2−5785
平日:7:00〜10:00 13:00〜19:00
土日祝:11:00〜22:00(月曜定休)

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