昭和の富士吉田を見つめてきた味 〜富士吉田市 新田川〜
![]() 「昭和17年頃に親父が東京・深川から牛モツ煮を学んできたのが最初。馬は60数年ぐらい前に、お肉屋に教えてもらったのが最初かな。」とご主人。珍しいものだったため、1本10円と当時では高価なものだったのだが、売れ行きは良かったとか。「元気が出る」「病気にならないと買ってもらえない」「寝小便が治る」等々、当時の常連さんも様々な表現で、このモツ煮を愛してくれました。今でも残る最高記録は1人で120本。最盛期には1日1000本以上仕込むことも珍しくなかったそうです。 「お袋が切り盛りしていた当時は、富士山の強力さんとか定期便の運転手さんとか、いかにも食べそうな人が多かったね。」と入倉さん。今はマナーも大分良くなった(笑)ということだが、当時の活気を想像できるエピソードをたくさん教えてくれました。「もちろん時代もある。今はお持ち帰りで家族と…という人も多いよ。」とのこと。それでも、ここのモツ煮を、というお客様が来てくれるのが嬉しいと言います。きっとこれからも、この味は街の歴史を見守ってくれるでしょう。 |
新 田 川 山梨県富士吉田市下吉田796 0555-22-3513 営業は午後5時より |