富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2018年1月号 471号

味たい!粋たい!!

 新春を迎え、本年最初に紹介するのは忍野村でパン一筋23年。パン工房『ブローニュ』です。
 村内にお店が無かったことも理由でパン屋を志したというご主人の大森靖仁さん。独立後は毎日30~40種類ものパンを作り続けて今に至っていると言います。流行に合わせたパンも数多く作ってきたが、最終的には小麦本来の味を楽しめるシンプルなパンがお客様の一番人気になっていたとのこと。上質の小麦粉に国産のバター、そして富士山の水で作るバケットや食物繊維が豊富なオートミルを使ったオートブレッドは、「味が違いますよね。」と評価を頂くことも多い。シンプルにバターで味わうのが小麦の風味も楽しめるのでお薦めだ。
 同店では開店の10時に合わせてパンを焼いていく。11時過ぎにはほとんどの種類が揃うとのこと。また同店のパンは名前から連想される形と実物が違うことも多い。忍野よもぎ餡パンと聞いたら…これはお店でお確かめを。これからも新しい味、美味しい味を追求し、地域に愛される味を目指します。新年は9日より営業スタートです。
パン工房 ブローニュ 
山梨県南都留郡忍野村忍草2975-4
℡0555-84-3459
営業時間/10:00~19:00 水曜定休

Soldier

 今年でインテリアデザイン事務所『アンテリユ』を起業して3年目となります。卒業後はOLをしていた時期もありましたが、自分のやりたいことが見つかりイギリス留学を決意。ここで学んだことが現在の仕事につながりました。
 帰国後に地元のインテリア工事店でコーディネートを担当。やりがいを感じる一方、母親として子育てとの両立で悩むことも多かったです。会社員として拘束される時間と子供に向き合う時間。会社に迷惑を掛けながらの約20年間で自分が選んだ結論が起業というスタイルでした。
 現在はリノベーション需要も多く、住宅・商業施設の改装から新築まで様々なご相談を頂くようになりました。過去の依頼者からの紹介を通じて、東京など他県からの相談も来るように。忙しい時期も増えましたが、フリーランスなので時間配分も自分で決められます。ママ目線で言えば、子供と向き合う時間も上手に組めるようになったのが嬉しいですね。
 コーディネーターはあなたの色々な引き出しを開き、ライフスタイルに合わせて家づくりを一緒に考えるパートナーです。引き受ければ納期など大変なことも多いですが、充実感も大きいです。
 昨年12月、婦人画報社のモダンリビング大賞スタイリングデザイン部門にノミネートされました。これをステップに、今後もファッションを楽しむような感覚でインテリアを楽しんでもらえる提案を心掛けていきたいと思います。

左から2番目
interieur アンテリユ
代 表
寺田 由実

出身 富士吉田市上吉田
趣味 国際交流

こだわり
  日常生活の中でふと目にする部屋の景色が、どこを切り取っても”素敵”と思えるシーンを沢山作り出すことを心がけております。
interieur アンテリユ
 山梨県富士吉田市上吉田4345-25 ℡0555-24-8254 website http://interieur.tera-d.jp/

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 富士吉田市の『㈱なだや』大正8年に深澤酒店として創業。現在は3代目に当たる深澤央さんが代表を務めている。昭和40年代のレジャーブームによる観光客の流入とバブル崩壊、デフレ、酒類販売の規制緩和。時代ごと様々な影響と向き合いながら、卸売中心から小売店、そして薄利多売のディスカウント店へと、業務の形も変化させてきたと深澤さん。ちなみに現在の社名は。小売店である『リカ―ステーションなだや』の方が知名度が高くなったため、皆が知っている方に合わせ、社名変更したとのこと。
 同店が10年ほど前から取り組みを始めているのが、個性を前面に出したお店作り。その中心となるのが富士山ブランドシリーズだ。焼酎からスタートしたシリーズが、ワイン、ビール、ウイスキーなども加わり充実。今は県外や海外からも問い合せがくるまでに成長している。原料にもこだわった自慢の商品だが、やはり“富士山”という存在と名前の大きさを実感すると深澤さん。
 新しい1年がスタート。縁起の良い富士山ブランドのお酒で一献いかがですか?
リカーステーション なだや

山梨県富士吉田市上吉田3-13-18
℡0555-23-1311

山中湖に笑いと元気を!落語公演を実施
一年の労を笑って吹き飛ばす ~山中湖 やまなかこ落語愛好会~

 一年の苦労を笑って吹き飛ばし、新しい年を迎えようと、12月3日に山中湖村のホテルマウント富士で『年忘れ!やまなかこ寄席』が開催された。主催したやまなかこ落語愛好会は平成28年10月に発足。平成29年も4月に寄席を行うなど定期的に寄席を開催している。「難しい理屈抜きに、お腹を抱えて笑いあえる時間を共有したい。」と同会事務局の小俣寛さん。また日本の伝統芸能としての落語を多くの子どもたちにも触れてもらいたいという狙いもあると言います。
 この日は都留文科大学落語研究会の落語を皮切りに桂鷹治、瞳ナナがそれぞれ落語やマジックを披露。トリを飾ったのは真打・桂文治さん。冒頭の軽妙な話題で観客の心をつかみ、そこから本題へ。「お客さんを見て話すことを決めるんです。」との言葉通り、参加者を巻き込んだ笑いの時間を演出した。
 やまなかこ落語愛好会では会を支える会員を随時募集しています。また今月14日午後2時より参加無料の新春イベント『酒と落語と朗読と』を山中湖村平野「ゆいの広場ひらり」にて開催。詳細はお気軽にお問い合わせを。
写真:桂文治さんによる落語


プロによる子供のためのミニ演奏会開催
トーマス・ヴィンクラット氏によるヴァイオリン演奏 ~富士河口湖町~

 元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ヴァイオリニストであるトーマス・ヴィンクラット氏によるミニ演奏会が12月7~8日、富士河口湖町内の小中学校などで開催された。これは『富士河口湖町子どものための音楽プロジェクト』の一環。本物の演奏を聞いてもらう機会を通じて、音楽を身近に感じ、豊かな感性を育むことをを目標としている。
 今年で10回目となるトーマス氏のミニ演奏会。初日となった7日は大石小学校と河口湖北中学校が会場となった。午後から行われた河口湖北中学校の演奏会では、「音楽は心を磨く力がある。」という挨拶を行った後、モーツァルトの『ピアノとヴァイオリンのソナタ』やチャイコフスキーの『くるみ割り人形』など、日常でも耳にする名曲を含む6曲目を演奏した。公演後は中学生より英語による感謝の言葉と合わせて、「好きな食べ物は?」「たくさん楽器があるなかでヴァイオリンを選んだ理由は?」といった質問も出された。最後はヴァイオリン伴奏による河口湖北中学校の校歌を披露。約1時間のミニ演奏会は終了した。 
写真:河口湖北中学校での公演

総合型スポーツクラブが合同でスケート教室

 冬休みを目前に控えた12月23日、富士北麓地域の5つの総合型地域スポーツクラブが協同で主催するスケート教室が富士急コニファーフォレストで開催された。単一の種目ではなく様々なスポ―ツを年齢を問わず体験してもらうのが総合型地域スポーツクラブの活動スタイル。このスケート教室も毎年恒例となっており、今年も5つの市町村から約100名の小学生が参加した。
 指導は県スケート連盟スピード普及部会が「担当。立ち方や歩き方など学年に合わせたスケート体験を行ったほか、氷上でのパン拾いなどのゲームを楽しんだ。最後は会場にサンタさんが登場。一足早いクリスマスプレゼントに小学生たちも大喜びだった。
写真:氷上パンひろい、まもなくスタート!

写真コーナー


明見中学校 野球部 
 三年生の先輩方は、県ベスト4という結果を残し、関東大会に出場する事ができました。 私たちはそれを上回れるように、日々努力しています。野球も人としても、成長していけるように頑張っていきたいです。




冬休みクラフト教室! 
 12月23日にふじさんワークショップ協会による『冬休みクラフト教室』が行われた。便利な時代だからこそ、自分で作り大切にする経験をしてほしい。そんな願いをこめて今後も活動を行います。

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