富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2018年5月号 475号

味たい!粋たい!!

 月江寺駅と富士吉田市役所を結ぶ道路沿いに昨年8月にオープンしたのが『RARA』。ここはちょっとした休憩やおしゃべりを、という方にお薦めのカフェです。
 「居酒屋さんは多いのに昼間にお茶を飲める場所が無かった。」とは同店オーナーの弁。市の中心地であり観光客も多くなったこの地域に、女性一人でも気軽に入れるお店が欲しい、という夢を自らの手で実現することとなった。お店は安心して入店できるよう外から店内の様子が分かる開放的な雰囲気に設計。ブレンドコーヒー(M)230円と、料金も気軽に利用できる設定だ。
 コーヒーに紅茶、ココアなどの飲物と一緒に食べたいのが同店の手作りワッフル。餡とカスタードの2種類があり、ちょっと小ぶりで休憩時に最適なサイズ。温め直しても美味しいので、テイクアウトもお薦めとのこと。暑くなるこれから季節は、材料や体調にこだわった健康スムージーが疲労回復に◎。軽食としてポークカレー・ビーフカレー・ハヤシライスもあります。休憩のほか、お食事にもぜひご利用を。
Cafe RARA

山梨県富士吉田市下吉田2-6-2
℡0555-75-0117
営業時間/11:00~19:00 定休:水・木曜日

Soldier

 山梨日日新聞の『ガチ移住』という企画に採用されたことがきっかけとなり、昨年8月に夫婦で富士吉田市に移住。現在は市内でハーブ栽培に取り組んでおります。
 親が自然の産物で治癒力を高める健康管理に取り組んでおり、昔からハーブは身近な存在。実際に私も健康そのものでした。海外で1年間過ごしましたが、ハーブはごく普通に料理のアクセント、ティータイム、部屋の装飾等、家庭の日常に溶け込んでいました。日本における漢方薬のような利用もされていたりと、実にハーブの世界は奥が深かったです。日本に戻り本格的な栽培を、と考えていたところでの移住企画でした。
 富士吉田では主に寒冷地に適しミント系のハーブ約20種類を栽培
 しています。横浜で栽培したハーブも加え、取引先の要望に応じたOEMのブレンドハーブティーやプレゼント商品を販売中です。他にも自社ブランドとして、日本人の嗜好に沿ったハーブティーやカクテルも研究。これらの商品はイベント販売や市内西裏にある新世界通り『かぎしっぽ』にて提供しております。
 移住以来、活動を通じて色々な方との交流が生まれ、また私のハーブを手に取って頂ける機会も増えました。私自身、おいしい富士山の水と空気で栽培されたハーブに自信を深めています。現在は農家によるファーマーズマーケットも構想中。5月中に始めたいと考えていますので、出店者・来場者共に農場でお待ちしております。
MYHERBS
代表
平野 優太

出身 横浜市
年齢 25歳
趣味 ハイキング・ドライブ 
こだわり
   日本の伝統技術とモダンなデザインを絶妙に融合し、
  新しいスタイルを追求する。
MYHERBS ~エムワイハーブス~
mail:myherb2807@gmail.com   ℡080-7758-9531

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 造園業として平成3年に創業した富士河口湖町の㈲後藤植木センターが本格的な卸売業を始めたのは平成5年から。山梨県は植木の生産地ではないため、遠方まで仕入れに行く不便さや入手した植木の販売先にも困る状況だった。
 卸売りを始めた当時、後藤久代表はまだ20代。「売り手も買い手もずっと年上で、教わることの方が多かった。」と当時を振り返る。関東甲信越にはこういった市場が無いこともあり、競りに参加する企業も増加。出品も様々な植木や石材へと広がる。現在は3月~6月、9~11月の期間は毎週のように競り市が行われるまでになった。気が付くと取引先は若手に代替わりし、自分の方が年上になってしまったと後藤さん。先輩たちに教わったことを活かし、売り手と買い手が満足できる取引を心掛けている。
 本業である造園業も多忙である。開発や住宅建築などにも植木は欠かせない。緑を扱う商売であり、植物を通じて住民や観光客に安らぎを与えるのが自分たちの仕事と位置付けている。現在、職人さんを募集中とのこと。詳細は左記まで。
有限会社 後藤植木センター

山梨県南都留郡富士河口湖町小立3814-2
℡0555-73-10778

知れば楽しくなる織物情報が満載!
毎月第三土曜はオープンファクトリーも実施 ~ハタオリマチのハタ印~

 織物産地に関する情報発信や顧客とのマッチングなど、織物に関する総合的な取組みである『ハタオリマチのハタ印』プロジェクトが平成28年より実施されています。昨年3月からは毎月第三土曜日のファクトリーショップもスタート。富士吉田市・西桂町の企業11社が参加し、お客様と直接触れ合う機会を通じて自社製品に関する評価を実感する機会となっています。「産地である富士吉田市や西桂町のことを知ってもらいたいし、来てもらいたかった。」というのは、プロジェクトに参加する㈲羽田忠織物の羽田正二代表。製品を作ったのがどんな企業で、どんな歴史を持っているか、ということも購入の際の要素になっていると実感しているとか。企業のファンになって応援してくれるケースも増えておりオープンファクトリーでの交流を通じて新商品開発や売り方の工夫へと結びついていると言います。このプロジェクトでは、他にも産地の職人さんやイベントといった情報も満載。今年4月からは生地を作りたい人と職人とを結ぶ「MEET WEAVERS」も始まっています。皆さんもぜひHPをご覧あれ。
写真:参加企業の一つ、㈲羽田忠織物の併設ショップ
ハタオリマチのハタ印
【HP】は「ハタ印」で検索 事務局:0555-22-1111(富士吉田市商工振興課)


作業車が入れない場所の伐採を実施
郡内で唯一の特殊伐採技術 ~山中湖村 ハンクマツリーサービス~

 足場が悪かったり障害物が多い場所での伐採ならおまかせ。山中湖にある『ハンクマツリーサービス』は、欧米で発達したツリークライミング技術を駆使した特殊伐採の事業を行っています。郡内地域では唯一というこの特殊伐採。クレーンなどの高所作業車が入れない狭隘地や建物が近くにあり、樹木を倒せない等の条件下で力を発揮します。基本は2名以上でチームを組み、専用のロープや滑車などを駆使して1本ずつ樹木を解体していく。切り落とす際も摩擦によるブレーキを計算してロープを掛ける。落下地点付近に家屋があるケースも多く、手際の良さと慎重さが必要とされる作業だ。「特に山中湖などは傾斜地で、樹木と別荘の距離も近いため依頼は多い。」と代表の鈴木さん。樹木の成長により日当たりが悪くなった、強風で樹木が家に倒れそう、といった相談なども対応しているとのこと。料金は現地を調査の上で見積もり致します。樹木一本から対応しますので相談はお気軽に。
写真:ロープを使い悪条件下の伐採を行う。
ハンクマツリーサービス
山梨県南都留郡山中湖村平野2552 TEL090-5313-9913(代表・鈴木)

気軽にふらっと交流。認知症カフェ

 富士吉田市のカフェ『リトルロボット』で毎月第二木曜日に『認知症カフェ あん・ど』が開催されています。健康科学大学福祉心理学科の古川奨講師とゼミ学生により活動がスタートしたのは平成27年度末。奇数月には専門医も参加し、認知症について誰でも気軽に参加し相談できる場を作っている。
「予約不要。気が向いた時に気軽におしゃべりを。」と古川さん。お話をするだけでも気持ちが軽くなって帰る方も多いと言います。 カフェには他にも介護施設に就職したOB、学生なども参加。様々な形で情報交換が行われています。4月には県内の行政書士で構成する成年後見利用支援団体『コスモス』の担当者も訪れ、制度に関する説明を行った。 
写真:カフェを主宰する古川奨講師(右)

写真コーナー


小明見ミニバス 
  山梨県№1、関東大会出場を目標に、小明見ミニバス13名は全員バスケで活動中。ドリブル・パス・シュートはもちろん、挨拶・返事・誰にでも声かけできる選手になるぞ! いっしょにがんばるともだちぼしゅうちゅう。「小明見ミニバス」でけんさくしてね。




第14回西桂町さくら祭り 
  富士五湖地域の先陣を切って、4月8日に西桂町でさくら祭りが開催された。今年は3月の気温上昇により桜もちょうど見ごろとなった。会場では地元商工会による出店や抽選会なども行われた。

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