富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2018年6月号 476号

味たい!粋たい!!

 山中湖の玄関口をより便利に。そんな思いを込めて5月にオープンした『フードコート三角』。ここは情報・交通・飲食などを通じて山中湖の魅力を伝えるスポットだ。
 目の前のバス停からは東京、新宿、三島などを結ぶバスが発着する。富士山が世界的な観光地となった現在、多くの外国人がこのバス停を利用する。この場所を賑やかにしたい、というのが同店のオーナー長谷川弘義さんの目標だ。1階はカフェスペースとなっており、ドリンクや軽食そして酒を楽しめる。もちろんバスの待合所としても利用でき観光案内所の役割も果たす。富士山と山中湖の眺望が抜群の2階はフリースペースとなる。地元観光業者とタイアップし各種イベントの際の展示や着替えなど様々な用途に利用してもらう方針とのこと。
 もちろん地元の方の利用も大歓迎。枝豆や唐揚げ、ポテトフライをつまみにお酒や食事を楽しんで欲しい。「建物に明かりが点いていることが重要なんです。」と長谷川さん。これからも、この場所を拠点に様々な町おこしを企画していく予定だ。
Food Court SANKAKU

山梨県南都留郡山中湖村山中41-3 
℡0555-62-1558
営業時間/9:30~18:00 不定休

Soldier

 柔道整復師として、人の体に向き合う仕事をして17年となります。自身の体の使用説明書を知らず、繰り返す症状でお越しになる方などに、根本から改善できる方法をあれこれと探り続けてきました。
 施術に多忙な日々の中、自分の体調を崩したことを契機に3年前から河口湖に移住。子供時代に何度も訪れた思い出の地だったことや、この自然環境の中で子育てをしたかったことなどが理由です。 ここ河口湖では自分が楽しいと感じることを「遊び」という動きの中から自分本来の軸を見つけていただくことで、繰り返す心身の不調を根本解決できるのではないかと思い、『ほほえみのタネ』を立ち上げることにいたしました。
「心と体」のバランスを整えることが大切なのは周知の通りですが、ここに「遊び」という視点を加え、自分が楽しく、心地よい感覚や動きに「気づく」ことで、自分本来の軸を育て、自分自身の心と体を楽に使えるようになっていければ、日々繰り返す体や心の症状から解放されるのではないかと思っております。
 私のセッションでは、相談者自らの言葉で語って頂き、その上で相談者のありたい姿へ、カウンセリングや遊び、体へのワークなどで導いていきます。お子様の発達や成長のご相談でも「遊びきる」達成感の中から、自己肯定感を育てていきます。子供にとって遊びは心身の成長に欠かせない要素ですから。「遊び」、それは大人になっても忘れたくはないですね。 
自分軸発見道場
ほほえみのタネ 所長
渡辺 吉光

出身 神奈川県
年齢 48歳
趣味 アウトドア
こだわり
 相談者が自身のペースで安心、リラックスして頂けるよう、
道場内部は無垢板床や珪藻土壁の空間に仕上げました。
自分軸発見道場 ほほえみのタネ
山梨県南都留郡富士河口湖町大石2452-3 ℡080-9642-0358

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 60年以上の歴史を持つ山中湖村の菊地牛乳店。創業当時の牛乳といえば高級品。「冷蔵庫も普及しておらず初代は別荘を持つ富裕層向けに氷と一緒に配達していた。」と三代目の菊地佑一さんは言う。民宿やペンションが増え観光客や合宿で賑わった時代は、同時にペットボトルもない時代でもある。牛乳ビンで配達を行う牛乳販売店は地域に不可欠な存在だった。 他業種同様、同店も景気低迷に苦しんだ。管理していた保養所を活用した『郷土食の宿せんでゃー』の営業開始など、事業存続のために様々なことに取り組んだ。昔ながらのへっついで炊いたおこわは今ではイベントでも販売する名物で、他にも注文に応じて弁当や餅の請負も行っている。
「地元ブランドを守りたい。」と菊地さん。扱う牛乳は山梨県の武田牛乳、料理も山中湖の郷土食。店は山中湖の方に支えられているので、自分たちも地元色を大切にしたいとのこと。一方で祖父や父のように、変化の機会を感じたら対応できるようにしたいとも考える。継続と変化、どちらにしても「山中湖」という視点を常に意識する。
菊地牛乳店
郷土食と宿 せんでゃー

山梨県南都留郡山中湖村山中352-3 
℡0555-62-0109

看護学部による『看護の日』イベント
看護に関するイベントで学生と地域が交流~健康科学大学~

 健康科学大学看護学部のある都留キャンパスで5月26日に『看護の日』イベントが実施された。看護の日は近代看護を築いたナイチンゲールの誕生日にちなみ制定されたもの。同大学でも看護の知識と技術を通して健康づくりに興味を持ってもらおうと、看護学部が開設された3年前からこのイベントを実施している。ちなみに同学部には県内出身者を中心に1~3年生まで合計210名の学生が在籍しており、今回のイベントも学生スタッフとして携わっている。
 この日は看護に関する講演会や看護技術による癒しのリラクゼーション、バザーなどが実施された。看護系学部らしく健康体力測定やストレスチェック、健康体操といったコーナーも設置。普段学んでいることを通じて学生と地元の方の交流を図るのが目的だが、学生との会話を楽しみつつも来場者は測定された数値が気になる様子。その他、昔の遊びを楽しめるコーナーや都留市の魅力や健康情報が満載の「健科大地域連携オリジナルかるた大会」も開催され、来場者にはキャンパスの雰囲気を存分に満喫できる機会となった。
写真:名物イベントである健康体力測定
健康科学大学
富士河口湖町小立7187(健康科学部)℡0555-83-5200(代表)
都留市四日市場909-2(看護学部)℡0555-46-6600(代表)


神社の持つパワーも感じる手づくり市
第3回手作り市×古本市 ~富士吉田市 北口本宮冨士浅間神社~

 5月19日・20日の2日間、北口本宮冨士浅間神社の参道を舞台に『富士山吉田口 手づくり×古本市』が開催された。 世界文化遺産の構成資産にもなっている歴史ある神社を、全国から人が集まる舞台にと始まった同イベントは今年が3回目となる。今回も岩手や奈良、大阪といった遠方から多くの作家が参加。木工・陶芸・ガラスなど個性あふれる作品が参道に並んだ。また古本ブースも約5店が参加するほか、神社の境内の無料ガイドを行う恒例の「おし街さんぽ特別版」や地元上宿連合自治会による出店など、80を超える店が境内を彩った。
「今年は他県の大きな作家イベントと重なってしまって。」と話すのは実行委員会代表の三好克泰さん。その一方で新規出店者も参加するなど3回を重ねたこのイベントに手応えを実感している様子。世界遺産という最高の会場+作家による良品という組み合わせを武器に、ここから地元の商店街や飲食店への波及効果も狙っていく。
写真:神社の持つパワーに包まれるイベント。
富士山吉田口手づくり×古本市実行委員会

『河口湖ろうそく能』が20周年記念公演

 富士河口湖町のさくやホールで5月18日に『河口湖ろうそく能』(蒼能会主催)が開催された。第20回の記念公演となったこの日は地元の中学生や能愛好家で会場はほぼ満員となった。恒例となった能に関するミニ講座が行われた後に、今年の演目である『鞍馬天狗』が開演。源義経の幼少を描いた人気の高い演目だが、この日はさらに地元の児童9名も子役として舞台に登場。記念公演に相応しい演出が用意され、来場者を大いに楽しませた。 この日は午前中にも地元の3つの小学校の児童を前に『子供のための能・狂言』の公演も実施。教科書に登場する狂言「柿山伏」を実際に演じることで、児童に日本の伝統芸能の素晴らしさを伝えた。
写真:地元の児童たちも参加した『鞍馬天狗』

写真コーナー


忍野中学校 ソフトボール部 
  初心者ばかりの私たちですが、一生懸命に練習しています。昨年度の新人戦は人数が少なく大変でしたが、今年は1年生が9名入部し総勢16名となりました。 人数が揃ってプレーできることに感謝し全員で頑張ります。



看護の日記念イベント 
  健康科学大学看護学部によるイベント(記事参照)内で地域連携オリジナルかるた大会も開催された。入賞者には地元名物のプレゼントも用意され、各テーブルで楽しくも熱い対戦が繰り広げられた。

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