富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2018年8月号 478号

味たい!粋たい!!

 今月は、山中湖で7月5日にオープンしたばかりの洋風居酒屋『燕』を紹介します。
 地元出身のご主人・高村昭秀さんは、長年エクシブ山中湖でイタリアンを担当。地元の方が気軽に安心して利用出来る空間をと、幅広い年代の方が楽しめる洋風居酒屋のスタイルで独立を果たした。店内には20名収容のホール、10名座れる個室を用意。小さいお子様がいる家族でも楽しめるほか、誕生会や貸切利用にも対応する。
 メニューを見ると、おつまみやサラダ、揚げ物に刺身と豊富な内容。食事だけのご利用も出来るよう、うどん、ラーメン、カレーにパスタも用意している。「和の料理でも盛り付け等でアレンジ。お皿なども含め目でも楽しめると思います。」と高村さん。契約農家から届く取れたて野菜を特製アンチョビソースで味わう「バーニャカウダ」や肉系野菜系の「串焼き」、じっくり仕込んだ「カレー」、そして「きまぐれパスタ」などが注文の多いメニューとか。富士桜ポークのステーキや牛ステーキもあるので、ガッツリ食べたいという方にもお薦めです。
Kitchen 燕 -en-

山梨県南都留郡山中湖村山中148
℡0555-25-7383
営業時間/18:00~23:30(LO23:00)
定休日:日・月曜日

Soldier

 フリーカメラマン時代に企画した東北のある農場の取材。栽培した菜の花でバイオディーゼルオイルを生産し、農機具燃料まで自分たちで賄う自給率百パーセントの農業に大きな興味を覚えました。
 3年前に鳴沢村の認定を受け農業の道へ。地元の農地を借りて農業に取り組んでいますが、毎日が予想外の連続で慣れないながらもめちゃくちゃ面白いと感じる日々を送っています。やはり大変なのは自然相手であること。どんなに肥料や農薬を施しても、自然の前にはコントロールも限界があります。何より肥料による栽培は作物自身が環境の変化に弱くなると感じています。肥料や農薬の代わりに太陽熱処理で虫や病気の元となる原因を根本的に対策するなどの方法で栽培を実施。完全に土が再生するのは1~2年後と考えていましたがトマトなどは良い物が収穫でき始めています。土や自然の力に寄り添うことで作物自体が虫や病気を寄せ付けない健康な強さを持てば、というのが私の考える農業です。今は花の苗を中心に栽培。徐々に野菜の比率を高めていく予定です。高冷地という利点を活かせば価値は高められると考えます。長期的には農業をやりたいという新規参入者の支援ができる場を作りたい。
 「自然と向き合うこと、自然と切り離さずに一緒に生活することがこんなに面白いとは思わなかった」これが私の感じた農業の魅力ですこの魅力を伝えられる活動を心掛けたいと思います。
鳴沢村認定新規就農者
峰ファーム
峰 昌宏

出身 横浜市
年齢 46歳
趣味 クルマ
こだわり
 自然に合わせ、自然の法則にしたがうことを
基準にした農業を心掛ける。

峰ファーム
山梨県南都留郡鳴沢村731-1 ℡080-3022-84110

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 掛け軸やふすまの修復を行う表具師という技術。「経師屋」と呼ばれる伝統技術を持つ郡内唯一の存在が西桂町の㈲石川表具である。初代は東京で修行。昭和2年にはすでに宮内庁で皇室の宝物修復を行っていた。その縁もあり葉山御用邸や山中湖別荘での掛け軸修復を手掛けたことが、富士吉田市での創業につながった。
 現在は二代目の石川雅訓代表が技術を受け継ぐ。和風家屋が減少するなか、インテリア分野にも進出。生地を貼るという共通技術に社の活路を求めた。「修復を依頼されるものは、寺社や美術館の所蔵品から一般家庭の物まで世界で一つの一点もの。」と石川さん。修復作業に入れば集中力を要求され時間もかかる。この仕事を続けられるのはインテリア関連の仕事を支えている三代目雅崇さんの存在も大きいとか。
 経師屋とは日本の伝統文化を守る技術という自負がある。今年、西桂町内で掛け軸の展示会を実施したのも、伝統文化に触れる機会を作り、文化を支える技術に光を当てたいと考えたから。展示会では郡内作家の作品も出展するとのこと。
有限会社石川表具

山梨県南都留郡西桂町倉見444 ℡0555-25-3056
※展示はふれあいサロンで開催

夏休み突入!クラフト教室2018を開催
富士吉田市で実施~富士吉田市 ふじさんワークショップ協会~

 富士五湖地域の小中学校が夏休みを迎えた7月21日、富士吉田市の上吉田コミュニティーセンターにおいて、『夏休みクラフト教室2018』が開催された。ふじさんワークショップ協会が主催するこの企画。例年、富士吉田市のほか富士河口湖町や都留市などでも開催する夏休みの恒例行事となっている。
 開催初日となったこの日、会場に下吉田中学校の生徒も数多く来場。「授業とは違う体験や学校外での交流の機会になると考えた。」と、同中学校美術部顧問の奥秋由香先生。参加した1年生の小佐野志築君も「かわいい作品も多く、良い思い出になった。」と感想を述べた。会場ではブースごとに体験できるメニューを用意し約30種類のモノ作り体験を提供。親子連れの小学生なども数多く参加し、デコホイップや乗り物笛、アクセサリー作りを楽しんだ。
「長く続けると色々なことがあって楽しい。」と中学生の参加を喜んだ同協会の石川さん。子供たちのため、台風で中止となった河口湖会場の教室を、今月18・19日に富士山世界遺産センターで開催するとのこと。詳細はHPで。
写真:体験会会場には中学生の姿も
ふじさんワークショップ協会
お問合せ:080-5373-8145 HP http://ameblo.jp/fujisan-workshop


小学校でクラリネット・ミニ演奏会開催
富士山河口湖音楽祭2018のプレ・イベント ~富士河口湖町・小立小~

 元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者であるペーター・シュミードル氏によるクラリネットミニ演奏会が7月9日、富士河口湖町の小立小学校で実施された。これは8月11日~19日まで開催される『富士山河口湖音楽祭2018』のプレ企画の一つ。音楽が町を包むこの期間を前に、本物の演奏を聞く機会を通じて、音楽を身近に感じ、豊かな感性を育むことを目標としている。
 このミニ演奏会では、小立小学校4年生を前にシューベルトの『セレナーデ』やブラームスの『ハンガリー舞曲』など5曲を披露。最後の曲となった『どんどん小さく』では、演奏中のシュミードル氏のパフォーマンスに児童たちも大喜びだった。ミニ演奏会の後は、小立小児童がシュミードル氏の演奏に合わせ合唱を披露。1時間の演奏会を通じて世界最高峰の演奏を楽しんだ。 児童たちから楽器のことや音楽のことなど様々な質問に答えたシュミードル氏。「音楽は、喜びを持って楽しむのが大切。」と締めくくった。今後も富士河口湖町内では音楽祭に合わせたプレイベントが随時開催予定とのこと。
写真:シュミードル氏と小立小児童との共演

ニュースセンターサトーでカブトムシ配布

 7月28日に開催予定だった富士吉田市制祭市民夏祭りが、接近する台風12号の影響で中止となった。毎年、このイベントに合わせて行われる㈲ニュースセンターサトーの『夏の感謝祭り』も今回ばかりは中止となった。しかしこのイベントで実施されるカブトムシプレゼントは、毎年多くの子供たちが楽しみにしている恒例の企画。せっかく継続しているこのプレゼントだけは、という思いから予定時間を早めてプレゼント配布を実施することとなった。当日は告知チラシを見た子供たちが配布開始の午後1時に次々と来社。オスとメスがペアになったカゴを満面の笑顔で受け取った。天候が心配されたが、用意された約50ペアは無事、全部を配布することができた。
写真:カブトムシを受取り、記念撮影。

写真コーナー


山中湖中学校 野球部
 (忍野・山中湖合同チーム)
 
  野球部は部員が4人という現状です。しかし先日行われた総体や市制祭で4連覇のかかった大月東を破り優勝。最初の練習試合で50点差をつけられたチームが1年間で成長。今年の関東大会出場を目標にするまでになりました。 学校生活も野球も一球入魂・全力投球で頑張りたいです。




忍野武道空手スポーツ少年団 
 忍野空手の基本方針は、あいさつや返事をはじめ、将来に活かせる礼儀作法と強い精神力を身につけ、心身ともに健康で豊かな生活が送れるよう武道としての空手を追求することにあります。

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