富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2018年12月号 482号

味たい!粋たい!!

 今回紹介するのは昨年10月、富士吉田市にオープンした吉田うどんのお店『しん堀うどん』です。
 ご主人の渡辺均さんは吉田うどんの有名店で約10年の修行歴を持つ。昨年、自分のお店を構えて念願の独立を果たした。吉田うどんの黎明期を知るご主人が作る同店のうどん。麺は細かい粉と粗く挽いた粉の2種類の小麦粉を使用し、富士山の湧水を加え人力で練り上げる自家製。旨味を引き出す最大限まで水を加えて練り上げた麺は、特注の大釜で茹でる。田舎風の口触りとしなやかで延びにくいのが特徴である。汁には煮干しを中心にコクが出る魚系ダシ2種類をブレンド。旨味が凝縮したスープに、味噌と醤油を加え味を調える。まさに吉田うどんの王道と言える味なのだ。
 メニューはかけ(350円)、つけ、わかめとあるが、やはり人気は「肉うどん(450円)」。馬肉の臭みが出ないよう、調味料に工夫を加えた肉の味にも注目。もちろんお好みの応じて揚げ玉やすりだねを。
 寒い季節のお昼には温かいうどんが食べたくなる。そんな時にはぜひ同店を。
しん堀うどん

山梨県富士吉田市上吉田東4-15-24
℡0555-25-6244
営業時間/11:00~14:00 定休日:火曜日

Soldier

 9月に誕生したコワーキングスペース『anyplace.work 富士吉田』のプロジェクトリーダーを務めています。渋谷区のIT企業『キャップクラウド』が経営母体ですが、代表の出身地である富士吉田市とは、広報担当として関わっておりました。
 空き家活用と地域活性化も関係するこのプロジェクトのリーダーを引き受けることにしたのは、この地域に若い力というか、頑張る力が集まっているという雰囲気を感じたからです。特に地域おこし協力隊や連携する大学関係者の皆さんと活動させて頂いたことは大きいですね。また「働き方の選択を拡げる」というプロジェクト理念にも惹かれました。会社に出勤するのではなく、別の場所での業務遂行が認められれば、働き方の選択は大きく拡がるのではないか実際に富士吉田市にいながら東京の会社に「出勤」することは、情報機器の発達により可能な状況。企業の考え方次第で働き方は大きく変わると考えます。
 プロジェクトへの熱意を原動力に走ってきました。様々な方の協力を得て、このスペースの誕生に漕ぎつけた時は、本当にうれしかったです。一方で、今度はこのスペースをどう利用して頂くか、という課題に取り組みます。起業初期の事務スペースや集まっての作業、法人の合宿研修などの他、WEB会議、郵便物の受取、法人登記等活用方法は様々。もちろん私達からもドンドン活用方法の提案をしていきたいと思います。
anyplace.work 富士吉田
プロジェクトリーダー
松永 文音

出身 東京都墨田区
趣味 刺繍、楽しく飲む
こだわり
 自分の「足りていない」部分を自覚し、先輩や仲間を頼ること。
自分の役割をきちんと認識しチームとして動く。
anyplace.work 富士吉田
山梨県富士吉田市新西原1-7-12新西原ビル3F  TEL050-2018-2343

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 河口湖駅前で昭和44年に3坪のお店からスタートした『オプトナカムラ』は、来年創業50周年を迎える。現社長の中村初男さんが腕時計の修理を手掛ける中村時計店として創業。町内唯一の時計店だったことから柱時計や置時計へと業務を拡大し、その後は宝石類なども扱うようになった。
 20年前に現在の店舗に移転。樋扱うものも眼鏡や補聴器、器にバッグと扱うものも大幅に増えた。「人口が少ない地域ですので、要望に応じて様々な商品を加えていった。」と渡辺良幸部長も歴史を振り返る。専門店ではなく、ニーズに応じて商品を工夫してきたのが同店の特徴と言える。現在はリフォームや修理にも力を入れる。例えば「母の結婚指輪を娘にも使って欲しい。」という要望に応えたジュエリーリフォームは、大切にしていたものを後世に残したいという方には好評なのだとか。また古い眼鏡は再生して東南アジアに届ける活動も続けている。
 今年から均一祭として12月末までお得なイベントを実施する。もちろんお得な福袋でお馴染みの1月2日初売りもお見逃しなく!
オプトナカムラ

山梨県南都留郡富士河口湖町船津2448
0555-72-1408

郡内初のVR認知症プロジェクトを実施
認知症の方にも安心のまちづくりを目指して ~富士吉田市健康長寿課~

 団塊世代が後期高齢者に達する頃に地域の担い手となる中学生に、認知症のイメージを体験してもらおうというVR認知症プロジェクトが11月2日に、富士学苑中学校で実施された。10月に市内上宿地区開催分と合わせ、郡内では初となるこのプロジェクト。認知症をバーチャルリアリティの技法で疑似体験をすることで、認知症への理解促進や関わり方を考えるきっかけにすることが狙いだ。
 この日参加したのは同中学校の2・3年生42名。講師の指導により専用の機器を装着した後、実話から再現された認知症の世界を体験。急に怒ったり叫び出す状況や、居場所が分からなくなる感覚、幻覚など認知症による主な症状を学んだ。体験後はグループに分かれてそれぞれの感想を発表した。
 認知症サポーター養成講座事業の一環として実施されたこのVRプロジェクト。中学生を対象にした実施は全国でも珍しいとのこと。「地域のリーダーとなる世代に、認知症を理解してもらいたかった。」と市健康長寿課担当の橋本美恵さん。今後も認知症サポーター養成のための様々な事業を実施予定。 
写真:専用の機器で認知症を疑似体験
富士吉田市健康長寿課
TEL0555-22-1111(内線452) ※認知症に関するお悩み・サポーター養成等


スポーツフェスタを富士五湖で初開催
県内総合型スポーツクラブ団体主催 ~富士吉田市 鐘山体育館~

 山梨県内の総合型スポーツクラブで構成される「総合型スポーツクラブ山梨」による『スポーツフェスタ』が11月24日、富士吉田市の鐘山総合体育館で実施された。3年前から甲府市の小瀬体育館で始まったこのイベント。今回は初めて富士五湖地域での開催となる。スポーツをもっと身近にというコンセプトのもと、幅広い年代の方に様々なスポーツや運動を体験してもらうのが狙いだ。
 この日は会場に約50名の参加者が集まった。始めにフロアボールやスポーツ鬼ごっこを体験したのち、フリースローやバドミントン、スポーツ吹き矢などを楽しんだ。初めて体験する人が多かったのはフロアボールとスポーツ鬼ごっこ。それぞれ2チームに分かれて得点を競ったが、全員がほぼ初めてということで大人も子供も一緒に楽しむ充実の内容となった。
 現在、総合型スポーツクラブは各市町村ごとに特色ある活動を行っており様々なスポーツを体験できることが共通の内容となっている。興味のある方は山梨県体育協会のHPでお近くのスポーツクラブを探してみては?
写真:フロアボールを楽しむ参加者

活動50年を誇る『青群美術展』

 富士河口湖町のギャラリー宗で11月3~6日に『青群美術展』が開催された。「自分たちの絵を見てもらう機会を作りたい。」と当事20代だった若手作家たちが始めたこの美術展。約50年の歳月が経った現在も、発足時のメンバーを含め十数名の郡内作家が活動を行っています。「エネルギーを失うことなく継続してきた。最近は吉高美術部OBなど若手の参加もあります。」と、メンバーでありギャラリー宗のオーナーでもある中野宗夫さんは言う。 出展メンバーの中には県内のコンクールでも活躍する作家も多く、毎年県立美術館や富士吉田市民会館でも展示会を実施する。来年度も4月に県立美術館、11月には文化祭協賛事業としてそれぞれ展示会を実施予定とのこと。
写真:県内屈指の作家も出展

写真コーナー


下吉田中学校 柔道部 
  10月28日に行われた山梨県柔道新人大会で団体優勝し、昨年に続き二連覇。今年度は昨年の県新人大会、県選手権、県総体の中学校の大会全てで優勝し、県代表として関東・全国大会に出場しました。今後も目標に向かって、日々精進していきます。




第8回スポーツフォトコンテスト 
 11月17日、富士吉田市の鐘山スポーツセンターで第8回スポーツフォトコンテストの表彰式が行われた。会場には運動会や少年団などスポーツに関する躍動感ある入選作が展示された。

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