富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2019年9月号 491号

味たい!粋たい!!

 みんなが大好きな鶏の唐揚げ。この唐揚げの専門店が今年の5月、富士吉田市に登場した。『唐揚げ専門店いがらし』と聞いて、もしや?と思う方も多いはず。代表・五十嵐学さんの実家は市内の老舗である『肉のいがらし』。この伝統店から唐揚げに特化したお店として、同店は誕生した。
 飲食店ならばどこにでもあると言って過言ではない唐揚げ。それだけに専門店ならではの味にこだわる。ハムに近い製法でタレに付け込んだ良質の鶏肉を、来店時間に合わせて揚げる。ザクッとした歯ごたえの後に、味のしみ込んだ肉汁が口の中に広がる。パンチの効いたニンニクの香りも美味しさをさらに引き立てる。「これぞ、いがらしの唐揚げ!」と誰もが納得できるはず。
 唐揚げは3種の味。下総醤油を使用したまろやかな醤油味は特におすすめの一品。そのほかに手羽先の唐揚げ、チキン南蛮があり。お昼に人気の唐揚げ弁当は、事前予約で少年団の試合や各種イベント時の大量注文にも対応可能とのこと。夕飯の準備に迷ったときの一品にもぜひご利用を!
唐揚げ専門  いがらし

山梨県富士吉田市下吉田9-26-6
℡0555-28-5639
営業時間/11:00〜20:00 定休日:月曜日   

Soldier

 スタジオを持たない出張フォトグラファーとして、個人や家族のフォトアルバム作成や、店舗・商品撮影などを行っています。元は石油化学製品のメーカーに勤務。不況だった当時としては非常に恵まれた職場だったと思います。ただ、当時の私はもっと満足できるものを求めていました。大学在籍時に東日本大震災を現地で経験し「人生に何があるかわからない。」と感じたことも影響しています。
 仕事を変えると決め、趣味だったバイクで日本や東南アジア、欧州、南米を巡りました。持参したカメラに風景を収めるうちに、写真の面白さというか、自分の感動をカメラで切り取ることの意味をつかんだ旅でした。旅先で出会った方に記念撮影をした際、感謝してもらえたのも大きな出来事。前職では、お客様から直接お礼を言われることは皆無でしたので。
 この感謝されたことが今の仕事の原点です。人に喜んでもらう仕組みが仕事になると考えました。その第一歩が写真+本のオリジナルアルバム作りです。今や画像データは大量に所持される時代。しかし思い出として残すには、写真に現像する作業は欠かせないと思います。これら写真をアルバムとして残すことは、貴重な人生の一ページを残すことになるのです。きっと満足して頂ける一冊を提案できると思います。
 まだ私の事業はスタートしたばかり。様々な仕組みを提案し、節目の記念撮影に呼ばれるカメラマンになりたいと思います。
出張フォトグラファー
宮下 高明

出身 富士河口湖町勝山
年齢 34才
趣味 バイク 読書
こだわり
  感じたことを写真に残すのが仕事。だからこそ、
 小さなことに感動できる人間になりたい。

宮フォトグラファー 宮下高明
www.takaakimiyashita.photo    ℡080-2808-7484

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 戦後に軍から戻った祖父が、行商で花を扱ったのが始まりという梶原生花店。富士吉田市を中心に行商を行い、2代目の時に地元・河口湖に店を構えた。
 初期のお得意様は華道教室。茶道と共に華道は女性のたしなみだったため、これら教室への配達が大きな業務だった。時代とともに華道教室が少なくなり、バブル崩壊の不景気も重なる。花をどう売るか、と模索する中で、約20年前から、花を風船で包むバルーンアレンジメントやベアーアレンジメントを開始。「他店がやらないこと」に取り組んだ、と3代目・梶原治仁代表は振り返る。
 同店は通り沿いにない隠れ家的存在。お客様の
ほとんどが顔なじみの地元の方だ。それだけに仕入れは、梶原さんが自分の目で見て行う。贈答用に利用されることが多いからこそ、喜んでもらえる品質にこだわるのだとか。今は外国人からの依頼で赤いバラを頼まれることも多い。バラは本数で「一目惚れ」「結婚してほしい」まで様々な意味を持ち、思いを伝える手段になるとか。皆さんも特別な日には花で気持ちを伝えませんか?
梶原生花店

山梨県南都留郡富士河口湖町船津188
℡0555-72-1428

夏休み恒例 富士山研まつり2019開催
研究員による面白プログラムが満載 ~山梨県富士山科学研究所~

 富士吉田市にある山梨県富士山科学研究所で8月10日、『富士山研まつり』が開催された。これは同施設が設置された時から続けている夏の恒例イベント。当初は「自然環境」「環境共生」「火山防災」など、施設の研究内容を発表する内容が多かったとか。近年は親子を対象にしイベント要素を増やすなど、多くの方が興味を持ってもらえるよう工夫を凝らしている。「研究所の存在を通じて、富士山の魅力を知るきっかけになれば。」と同研究所の専門員・本郷哲郎さんは言います。
 このイベントの特徴は、研究員が工夫したというプログラムの数々。昆虫の進化を見たり、震源決定体験、溶岩流シュミレーターなど、普段の研究の一端を垣間見える実験や体験が並んでいる。味の違う水の銘柄を当てる「利き水クイズ」には多くの来場者がチャレンジ。全部当てられたかな?
 この日は、普段入ることのできない研究棟でもプログラムが用意されたほか、屋外でのガイドウォークなども行われた。研究所ではこの日以外にも、様々なプログラムを提供。興味のある方はお気軽にお問い合わせを。
写真:水の味くらべ。違いがわかるかな?
山梨県富士山科学研究所
富士吉田市上吉田字剣丸尾5597-1 ℡0555-72-6206


音楽を身近に!富士山河口湖音楽祭2019
夏の富士山の恒例イベント。町中に音楽が溢れた一週間が終了

 富士河口湖町で8月10日~17日の期間に『富士山河口湖音楽祭2019』が開催された。毎年夏の富士山で開催されるこの一大イベント。期間中だけでも約40、7月からのプレイベントも含めると数えきれないほどの音楽プログラムが、町内の商業施設やホール、小学校等で開催される。演奏者も国内外屈指のプロ奏者から高校吹奏楽部、中学生特別バンドと実に多彩。まさに富士山とともに過ごす音楽週間となった。
 最終日となった17日は、習志野高校吹奏楽部によるマーチングバンドが登場。地元から吉田高校と富士河口湖高校の部員も参加して河口湖ショッピングセンターでミニコンサートを行い、その後ステラシアターまで約1㎞の道のりをパレード行進。ゴール地点では県内から集まった中学生特別バンドも加わりミニ演奏会を実施するなど、音楽祭最終日を大いに盛り上げた。最後はお馴染みのシエナ・ウインド・オーケストラが登場。茂木大輔さんの指揮のもと、音楽祭のフィナーレに相応しいエネルギッシュな演奏で最終日を締めくくった。
写真:パレードを行う習志野高校吹奏楽部

若手作家の風を伝える作品展実施

 富士吉田市のギャラリー・アーヴェントで8月25日まで『イチ押し作家展 一期一会』(主催:ボンモマン)が開催された。今回の展示では県内外から13名の作家による作品が展示された。会場には九谷焼や笠間焼などの器が並んだが、伝統とは一線を画すカラフルな作品も並んだ。「若手の作家が増え、自分の色を出したいという方も多くなった。」と作品展を企画した伊藤雅子さんは言う。購入される方も、自分用にお気に入りを、という方が多い傾向だとか。一つ一つ手作りされる作家の作品は量産品とは違う魅力があるのだとか。県内の作家も増えてきており、今後はこういった地元作家の作品も増やしていくとのこと。次回の開催もお楽しみに。
写真:作家の個性が伝わる器の数々

写真コーナー


パッシングショット 小学部 
「ゆっくり芽を出せ、しっかり根を張れ」をモットーに、小2~小6までの約23名が土曜日の午前、三ッ峠グリーンセンターで練習しています。監督やコーチの丁寧な指導により、和気あいあいとした雰囲気の中でも礼儀作法を大事にし、テニスを楽しく学んでいます。




三本松子安地蔵尊祭 
 8月24日午後3時より、西桂町の一乗寺で『三本松子安地蔵尊祭』が開催された。子供の健やかな成長を願う地蔵尊を祭るこの行事。境内を利用して、絵手紙体験やお守り作りなども企画される。今年も多くの子供たちが集まり賑わいを見せた。

 先月号へ  toppage