富士北麓タウン情報紙  NEWS-CS
2020年1月号 495号

味たい!粋たい!!

 山の仕事をしていた初代が、28年前に自ら建物を作りオープンしたという焼肉店『牛舎』。飲食店が忍野にほとんど無かった当時で、焼肉店はさらに珍しい存在だった。
 資金が無いから何もかも手作りからスタート。当事の様子が店内の木製品から伝わってくる。手作りなのは味も同じ。タレやコチュジャンは自家製、キムチは本場とは違う日本人向けの出汁を効かせたオリジナルだ。初代の今村周滋代表が、今も厨房で腕を振るう。野菜や肉も産地を固定せず、代表自らその日の質を見て仕入れる。TVでブランド肉の情報を見れば取り寄せるなど、味への好奇心は開店当時から変わらない。
 今は県外からも馴染みが通う同店。ロースを筆頭にカルビ、牛タンなど定番メニューはやはり人気上位。加えて昆布〆モモ肉や焼きすき、マンガリッツァー豚なども興味をそそります。家族向けのテーブル席や個室のほか、少年団や会社向けに50名収容の宴会場も完備。宴会には3~4人向けセットや予算に応じたおまかせセットあり。焼肉で新たな一年を元気にスタート! 
焼肉 牛 舎

山梨県南都留郡忍野村忍草3233-4 
℡0555-84-7556  定休日:火曜
営業時間/16:30〜21:00(L.O20:30)

Soldier

 主人が4代続く酒類販売店の代表。店は主人や母が中心に守っていましたが、昨年5月に住居兼新店舗が完成し、私も子育てをしながら手伝えるようになりました。
 主人、父、叔父が配達で、母や叔母が接客、私は事務と、家族経営ならではの役割分担でお店を守っています。最近はレジなどもIT化が進んできており、こういった機器関連は私が対応するようことが多いですね。もちろん接客などは私も学んでいく必要があります。母に助けてもらいながら、少しずつ自分なりの接客を身に付けたいです。
 自営業はタイムカードを押して決まった時間で働くという形ではないため、子育ての面で非常に恵まれていると思っています。何かあった場合も家族の協力を得やすいのは本当に心強いです。この状況もお店の存在があってこそ。だから主人の頑張りには感謝していますし、私に出来ることでお店に貢献したいと考えています。仕入れに関し女性目線での意見を求められることも多く、食事の時間がそのまま会議になることもしばしば。しかし自分がこれだと思った商品が並びお客様に好評を頂けた時の感動は、個人経営ならではの楽しさだと思います。
 今はワイン、地酒、地ビールとも非常に種類が豊富。私たちは気軽におしゃべりをしながら、お客様の好み&自分たちが美味しいと思ったお酒を薦めていきたいと考えています。お近くを通った際には気軽にお立ち寄りください。 
山一支店
スタッフ
宮下 さおり

出身 道志村
趣味 映画鑑賞  お酒を飲むこと
こだわり
   家族と支え合いながら、子育てと仕事の両立を心掛ける。

山一支店
富士吉田市大明見1-6-1  ℡0555-22-0969

街の灯 ~地域を支える商店たち~
 
 110年の大和武尊(やまとたけるのみこと)の東征の際、祠を建てたのが始まりとされる富士吉田市の北口本宮冨士浅間神社。以来、富士の神々を祀る神社として地域の歴史に深く関わっている。
 修験道から生まれた富士講が江戸時代に大きく発展。多くの信者が富士を目指し、同社で安全祈願を行って山頂に向かった。現在では富士山の登山シーズン終了を告げる鎮火祭(火祭り)も有名なところ。古今より同社が関わる行事が地域に多数存在している。平成25年の富士山世界遺産登録は外国人観光客の増加という新たな流れを産む。また御朱印人気により多くの方が様々な神社を巡るようにもなった。同社でも境内で織物イベント等が開催されるなど、神社の魅力を活用する企画が増えている。「地元の発展に寄与できるよう協力したい。」と禰宜の田邉將之さん。イベント以外でも、秋の紅葉など様々な形で神社を楽しむことが出来るとのこと。
 お正月は約18万人が初詣に訪れ、1日の午後2時頃が最も混雑するのでご注意を。令和時代最初の初詣は、ぜひとも由緒ある北口本宮へ。
北口本宮冨士浅間神社

山梨県富士吉田市上吉田5558
℡0555-22-0221

美容や疲労回復にハイビスカスはいかが?
富士吉田、忍野、河口湖郵便局で販売 ~山中湖 アスマイルジャパン㈱~

 台湾では昔から食後に食べるという食用ハーブ「ローゼル」。ハイビスカスの一種であるこの花を、ドライフルーツやシロップとして平成30年より販売しているのがアスマイルジャパン㈱だ。同社の陳文祈代表は台湾でローゼルの研究者として業務に従事。政府の仕事で5年前に来日したことを機に山中湖に移住し、食材としてのローゼル販売を進めてきた。
 花のつけ根にあたる萼(がく)の部分が食用となるローゼル。酸味の強さが特徴で、アントシアニンやポリフェノール、クエン酸が豊富。疲労回復や美容・風邪予防などが期待できると言われている。同社が販売する商品も、そのまま食べたり飲んだりする以外に、お料理やお菓子の材料、炭酸や焼酎割りなど様々な用途に使用できるとのこと。興味のある方は富士吉田・河口湖・忍野の3郵便局にて販売するほかネット販売も実施中。業者向けにパウダー販売の対応も可能だ。
 現在は台湾産の無農薬栽培ローゼルを使用するが、来年度は山中湖での試験栽培も検討中。地元産ローゼルによる商品作りを目指す。
写真:3種類の商品を販売中
アスマイルジャパン㈱
山中湖村平野506-296 中区1-33-3  mail asmile@e-mail.jp


織物の町でクリスマス・マーケット開催
織物や音楽など楽しいこと盛りだくさん ~富士吉田市・ハタオリマチのクリスマス~

 富士吉田市内で12月20~22日の3日間にわたり『ハタオリマチのクリスマス』が開催された。これは毎年秋に開催されるハタオリマチのフェスティバル(ハタフェス)のクリスマスバージョン。昨年は1日のみの開催だったが、今年は3日間に拡大。期間を長くすることで多くの方の来場してもらい、会場の雰囲気や出展者の作品を楽しんでもらいたいというのがその狙いだ。
 県外からの出展も多いハタフェスに比べ、クリスマスバージョンは地元や県内からの出展者が多い。織物のほかに飲食店ブースや音楽イベントなどが会場の雰囲気を演出する。「冬に富士吉田を訪れるきっかけになって欲しい。」と実行委員会メンバー赤松智志さんは言う。今回は前夜祭で昔のゲーム機を楽しめる企画が初登場したほか、公開トークイベントやワークショップも開催。来場者はブースを巡りながら作品や作家との交流を行うなど、一足早いクリスマスを楽しんだ。
写真:大勢の来場者でにぎわう会場
ハタフェス実行委員会
お問合せ:富士吉田市役所富士山課 ℡0555-22-1111



富士山麓のイルミネーションイベント
 山中湖の花の都公園で、冬の名物イベントである『イルミネーションファンタジウム~冬の煌めき~』が開催されている。今年で19回目を迎えるこのイベント。11月下旬からスタートし1月5日まで実施される。広大な敷地の中に50万球もの電球が配置され、冬の凛とした空気の中でイルミネーション作品が輝きを放つ同イベント。傘や竹灯籠など和の雰囲気を演出した展示も見どころの一つだ。
 県内外でも様々なイルミネーションイベントが実施されているが、夜に白く浮かび上がる富士山のシルエットを背景とた山中湖のイベントは外国人観光客の人気も上々。新年も1~4日に20時より花火打ち上げが実施されるのでお見逃しなく。詳細は0555-62-5587まで。
写真:幻想的なイルミネーションが並ぶ

写真コーナー


下吉田中学校 陸上部 
 入部時には未経験だった私たちですが、今では陸上競技の楽しさを知り、全員で一生懸命頑張っています。近年では、県の大会で活躍している選手も多くいます。
 今後も、支えてくれる全ての人に感謝し、日々の努力を大切にしていきます。





大明見剣道スポーツ少年団 
 毎週2回、大明見会館の2階で練習しています。全員が初心者からスタートし、上達していっております。新入団員も随時募集中。詳細はHPで検索を!

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